【コロナ自粛で田中翼が思うこと】

コロナウイルスによる
感染拡大を許した現実。
緊急事態宣言が出る。
自粛を要請される。
テレワークの浸透。
オンライン飲み会の浸透。

自粛が美徳として扱われる。
自粛してないなんて。
マスクしてないなんて。
滅菌してないなんて。

踊りがうまい日本人と
操作がうまいメディア。
おかげで掴みにくい本質。

僕がこの自粛で何よりも恐れているのは
人と人の繋がりが希薄化すること。
自分の大切な人が、
画面の向こうの人に成り下がること。
大切な友達の嬉しい話を喜べなくなって、
大切な人との別れに悲しめなくなって、
人として薄く小さくなること。

人を嫌うこと。
あの人はマスクしてないから、
ワクチンうってないから、
変な人だからとか。
僕らが長い時間かけて
手に入れた相手を理解する広い心を
失くしてしまうこと。

人に触れる役割やからこそ
感じるのかもしれんけど、
画面だけじゃ伝えきれないことばっかり。
こうして雑多に書いた文字だって
カメラに向かって話したことだって
誰に届いてて誰に届いてないか
全くわからん。

10年前は人見知りやったけど、
今は人と繋がりがないと生きにくいのが
よくわかるようになった。
もう10年もしたらそんなんも
古臭い人間って言われるんやろーなー。
もちろん適応はしていく。
考えられることはやりきる。

助けられる限りの人を助ける。

平和ボケしてたんやろうな、
僕も含めてみんな。
考えてするのが対処、
考えずにするのが反応やけど、
自粛は反応的な行動に思う。

反応の次の、
対処を考えてできたやつが
生き残ってそれ以外は。

頼むから自殺と犯罪はやめてくれ。
僕の好きな日本の文明が文化が
崩れていくのが悲しい。

強く生きてくれ。
敵なんていないんやから。
以上。